SEM/SEO講座(WEB魚拓)

■SEOとは

SEOとは Search Engine Optimization の頭文字を取ったもので一般に「検索エンジン最適化」技法と呼ばれ、ロボット型検索エンジンに上位表示させるための手法です。

SEOは費用対効果の優れた広告宣伝活動という視点からここ1年程度で急速に注目を集め、米国から流入した対策情報(テクニック)も一部業者の独占状態から徐々に巷に出回り始めています。当『SEO日記』では、『オンラインショップ運営講座』のHPを対象として、自力のSEO対策を試行錯誤していく経過をケーススタディ的にご紹介したいと思います。

(広告活動としてのSEOの位置づけは『広告宣伝入門・SEO検索エンジン最適化』をご参照下さい。)

なお、当HPにおけるSEO対策の真偽は無保証です。本コンテンツに関して一切の責任を負うことは出来ません。

■H1タグ

SEOの基本技のうち、最も分かり易い大技は「H1タグ」の利用でしょう。

SEO関連のHPで「H1タグを使え!」と書かれているのをよく目にします。H1とは「1番大きなHeading(見出し)」という意味で、そのHPのテーマを示す短いフレーズになります。そのため「1つのHPにはH1タグは1回だけ」という鉄則もあります。(実際にGoogleがどのように解釈しているかは神のみぞ知る、というところですが。)

H1がHP全体を表すフレーズである一方、各章の見出しにはH2タグを使い、更に下の階層にはH3タグを利用します。

このように書いてみて「マニュアル類のHP構造と同じだ」と思ったのは私だけでしょうか?。
インターネット世界の技術屋さん達がお世話になる各種マニュアル類の典型は、例えば Apache(インターネットで最も使われている無料のWEBサーバ)の ドキュメントでしょう。ここに『1.3 の新機能の概要』というドキュメントがありますので、 HTMLソースを覗いて見てください。見事にH1タグ、H2タグおよびH3タグが(もちろんSEO対策ということでは無くて)使いこなされているのが分かると思います。

(2003年04月16日)

スタイルシートで小さく

H1タグを採用したのは良かったのですが、ご存知のようにH1タグは非常に大きいフォントです。IEやNNでは、font-sizeが6のBold(strong emphasis)相当で表示され、かなり不恰好です。
そこでSEOが盛んな米国の掲示板等を覗いてみました。あちこちで「外部スタイルシートを使ってH1の表示を小さくする方法」が紹介されており、さっそく採用してみました。具体的には、HTMLファイルのhead内に

<link rel=”stylesheet” type=”text/css” href=”aaa.css”>

を設定し、外部ファイルのaaa.cssに

h1 { font-size:18px; }

を設定すれば本文中のH1タグはかなり小さめのいい具合に表示されるというテクニックです。

(2003年04月21日)

SPAM?

上述の通り、H1タグの大きさをCSSファイルで誤魔化していましたが、現実には米国の掲示板でも「H1のサイズを小さく見せるのはSPAMだ!」という意見も多くあります。若干の不安を抱えながらGoogleの結果を見守っていましたが・・・。

実は、今回のGoogleの更新によって、スタイルシートの外部ファイルでH1タグを小さめに表示していたHPだけを見事に除外してインデックス化されていました。このテクニックはSPAMということでしょうか??。

もちろん、Googleダンス(Google更新時に複数台サーバの間で一時的に整合性が取れなくなること)の可能性もあるのですが、やはり不気味です。同じテクニックを使っている他のHPを探したところ、Google上位に表示されているHPを幾つか発見したので、この時点でシロクロは着けられませんが・・・。

そもそも、H1タグを小さく見せたいのならH1タグを使うべきではなく、SAPMの定義からすると、そのような行為はかなりクロに近いグレーです。現時点ではGoogleがペナルティを与えていなくても、将来的にSPAMの対象になることはとも限りません。ここは用心深く、このテクニックは不採用としました。

そういう訳で1ページづつ手作業で元に戻すことになりました。ここでの教訓は「バックアップを必ず取って世代管理をしましょう」です。(バックアップから復元できれば無駄な工程を省けます。)

(2003年04月23日)

※追記:Hxタグの使い方には諸説ありますが「相対的な大きさを維持するならH1タグを縮小しても問題無い」とう考え方が主流であることは事実です。ちなみに現時点(2004年1月)では縮小によるペナルティは無いようです。(ただし、Hxタグを通常と同じ大きさにしてもSEO対策として有効なのでSEOスパム云々とは別問題かもしれません。縮小をお勧めするわけではありません。)

※どうやら米Google自身のBlogでもH1タグの縮小という手法をとっています。大きな会社なのでスコアリング・アルゴリズムを担当している部隊とブログの部隊で必ずしも同期が取れているとは限りませんが・・・。

復活

前回のプチSPAMで削除されていたHPが、今回のGoogle巡回で無事復活しました。
本当にSPAM扱いだったのかどうか不明ですが、とりあえず一安心です。(2003年05月6日)

■アンカーテキスト対策

当サイトの前身は「買いパラ研究室」というサイト名でしたが、SEOを意識して名称を『オンラインショップ運営講座』に変更することにしました。

この背景にあるのは「アンカーテキストにキーワードを埋め込む」というテクニックを採用するためです。この手法は、他サイトからリンクしてもらう時の文字列(アンカーテキスト)がGoogle等の検索エンジンに高く評価されることを応用しています。

具体的に説明すると、下記のリンク形式において「NTTデータ」の文字をクリックすると www.nttdata.co.jp のホームページへジャンプします。ここで「NTTデータ」の文字列をアンカーテキストと呼びます。

<A HREF=http://www.nttdata.co.jp/>NTTデータ</A>

この「NTTデータ」というキーワードはジャンプ先の www.nttdata.co.jp の得点に加算されます。つまりGoogleで「NTTデータ」と検索された時に www.nttdata.co.jp が上位表示されることに貢献している訳です。

そうであれば、例えば日本酒というキーワードで上位表示したい場合には下記のような形式でリンクされればポイントが高くなります。

<A HREF=http://www.aaa.com/>日本酒屋さん</A>

そして、これが重要なことですが、このようなリンクのアンカーテキストはサイト名称となることがほとんどです。Yahoo!やDMOZなどのページランクが高いサイトからリンクされる時は、ショップ等の希望の紹介文やカテゴリになるとは限りません。しかし唯一ショップがコントロールできるのはサイト名(ショップ名)です。したがって、本気でSEO効果を狙うのであればショップ名から考え直すべきです。

●サイト名称を変更

上述のとおり、例えば「i-日本酒」とか「e日本酒」とかベタな名前ほど「日本酒」というキーワードに関するSEO効果があります。

当サイトの特徴は、「(1)ネットショップ」を対象に「(2)売上アップ」を目的とした「(3)セミナー」であることなので、(1)~(3)の概念を含むタイトルにしたいと思います。

(1)ネットショップ → オンラインショップ

実は弊社では、ネットショップ検索エンジン「買いパラ」というディレクトリ型サービスを提供しており、Googleで「ネットショップ」を検索するとかなり上位に表示されます(120,000件中2位)。この名称を決めたのはもう3年以上前になりますが、その時は「ネットショップという表現の方がゴロがいい」という安易なものでした。しかし、現在、Googleを検索してみると「ネットショップ」では約120,000件のHPがヒットするのですが、「オンラインショップ」だと約3倍の約400,000件のHPがヒットします。つまり、世の中では「オンラインショップ」の方が「ネットショップ」よりも広く使われている日本語なのです。

そういう経緯で、今回は単語の補完の意味も込めて「オンラインショップ」という単語を採用することにしました。

(2)売上アップ → 販売

当初の「売上アップ」という言葉は「売上+アップ」の2語とカウントされSEO的には不利です。「売上」だと該当が約1,300,000件で悪くは無いのですが、「売上」という単語自体は静的な意味ですから、「オンラインショップ売上セミナー」ではしっくりきません。やはり「売上アップ」とか「売上増強」等という2語の表現になります。ブレーンストーミングでアイディア出しをした結果、「販売」なら1語で動的な意味があり、さらに該当HP数が8,200,000件もありました。ここでは「販売」を選ぶこととしました。

2003年11月追記:その後「販売」から「運営」に変更しました。Google等の検索エンジンでのヒット件数は「ホームページ作成者=詳しい知識を持った人」の立場からのキーワード選定であるため、必ずしも正確ではありません。オーバーチュア社のキーワードアドバイスツールを利用するようにします。

(3)セミナー → 講座

実は「セミナー」という単語は約200,000件で余り多くありません。シソーラス検索を使って類義語を探し、それぞれの単語をGoogleで検索しました。

学習    約3,880,000件
勉強    約3,840,000件
講座    約3,000,000件
授業    約2,830,000件
入門    約1,420,000件
講義    約1,240,000件
レッスン   約972,000件
演習     約688,000件
講習     約585,000件
セミナー   約200,000件
ゼミナール  約132,000件
レクチャー  約113,000件

上位4つのうちで、「(販売)学習」とか「(販売)勉強」はオカシイという消去法によって「(販売)講座」になりました。

(2003年05月8日)/20030801改

●サイト名称の再チェック

昨日の作業の結果、(1)~(3)で選んだ言葉を繋げ合わせて「オンラインショップ運営講座」となります。

既に同名のHPがあれば社会通念上失礼に当たるので、チェックのためにGoogleで検索をしました。
結果は、

オンラインショップ運営講座に該当するページが見つかりませんでした。

とのことで、一安心です。

さらに念を入れて、特許庁HPで商標登録を調べておきましょう。

とりあえず「オンラインショップ」で調べると該当が3件でした。つまり「オンラインショップ」という文字列を含んだ商標が3件出願されているという訳です。うち2件は既に拒絶査定(商標としては認められない)が確定しており、1件は審査中のステータスです。が、少なくとも「オンラインショップ運営講座」は現時点では出願もされておらず全く問題がありません。
後は商標として出願するかどうかですが、知り合いの弁理士に聞いてみると、「オンラインショップ運営講座」では識別力が無くて申請しても拒絶になる可能性が高いとのこと。つまり、普通の人が「オンラインショップ運営講座」という言葉を聞くと、ほとんどの人が「オンラインで商売している人のためのセミナーだろう」と思う場合、「オンラインショップ運営講座」という商標は認められないのです。(パソコンに「アップル」ならOKです。林檎の品種で「アップル」ならダメですけど。興味のある人はご自分で調べて見て下さい。)

(2003年05月09日)/20030801改

■独自ドメイン

「本気でショップを開業するなら独自ドメインを取得すべし」が、ドメインに関する「買いパラ」研究室の持論です。

単にURLの見栄えのことを言っているのではありません。モール出店やプロバイダのオマケ領域を間借りしたURLは自ショップの資産では無いのです。
現実の世界で権利関係がはっきりしない借地に自社ビルを建てることが無いのと同様に、独自ドメインを取らずに本格的なオンラインショップを開店することもお勧め致しません。

ここではSEO的視点からも独自ドメインが必要だということを述べてみたいと思います。

●ドメイン取得

まず、ドメイン直下(例えば www.hogehoge.com/)の方が、ネストが深いディレクトリ(例えば www.hogehoge.com/shop/)よりも有利です。
Googleは、同一ドメインであれば最大2HPしか検索結果に表示しないので、同じドメインに有力な競合他社がいた場合、自分のHPは永遠にGoogle結果に表示されない可能性があります。(これは結構悲劇的。)

さらに、これはレアケースですが、せっかく宣伝をしたHPをドメインの持ち主に追い出されるリスクがありません。
自分の経験で言うと、その昔、テレコム系のプロバイダでオマケ(~付き。ちなみに「チルダ」と読みます。)HPを使っていたところ、そのプロバイダが身売りになってドメインが廃止されたという笑えない経験があります。あちらこちらからリンクをしてもらっていたので丁寧にURL変更のメールを出しましたが、リンク変更の対応をして頂けなかったケースが多くありました。
SEOの観点からはかなりマイナスです(それ以上にリンク切れ自体も致命的)。

そのような訳で「オンラインショップ運営講座」でも1ドメインを取得することにしました。

英語圏ではドメイン名に含まれる単語もSEOの対象になっています。つまり、「orange」という単語を含む「www.orange-nantoka.com」は「orange」で検索された時のHPポイントが高くなります。
現時点では日本語には適用されていない模様ですが、将来的に「英語-日本語・変換辞書機能」みたいなものをGoogleが搭載する可能性はゼロではありません。そういうわけで、「オンラインショップ」と「講座」という意味から onlineshop-seminar.com というドメインを取得しました。(実は「販売」という部分を削除して、「オンラインショップ講座」の方がシンプルだという意見もあり、将来的にサイト名称を変更する余地を残しました。)

ドメイン取得では、いつものお気に入りは gandi.net (フランス語/英語)なのですが、今回はドル安ユーロ高のために相対的に値頃感があるので mydomain.com (英語)で取得しました。1年間のドメイン利用費用はUS$14.95=\1,800弱US$8.50=\1,000位(2003年7月に値下げ)になります。(蛇足ですが、mydomain.com では無料でドメインキーピング/預託をしてくれます。メール転送およびHP転送も無料です。他のレジストラで取得したドメインも対応できます。)

(2003年05月10日)

●事前チェック

新ドメイン(onlineshop-seminar.com)でCGIやSSIが完全に動作するか、リンク切れが無いかをチェックしました。元のドメインでは下部ディレクトリにあったものを最上位に移動させたため、そのままの移行では幾つかの不都合が発生します。やはり1つづつ丁寧に確認していく作業が必要です。

最大の心配は、旧HP(www.cubit.co.jp/seminar/)からGoogleが新HPを訪問してくれるかどうか、です。

結果的に、旧HPに「引越しをしました」と記載し新HPにURLリンクをすることで対応しました。metaタグのrefresh機能は(心配のし過ぎでしょうが)SPAMと誤解されるのも嫌なので不採用です。また、index.htmlファイル以外の全htmlファイルに「引越しをしました」の内容を表示し、旧HPにブックマークをしている方が迷わないような配慮もしました。
ちなみにGoogleのFAQ「URLを変更する予定です」には「いくつかのポイントを抑えることにより、サイトの移転をよりスムーズに行うことが可能です。Google のインデックスへの登録は、他の Web ページからのリンクをたどりながらサイトを見つける作業に一部基づいています。表示順位を維持するには、現在そのページにリンクしているサイトに対し、アドレスの変更を知らせる必要があります。サイトが新しい場所に移転しても、リンクがそれに伴って変更される限り、その PageRank が悪い影響を受けることはありません」と書いてあり、今回の対応で問題は無いようです。

最後に、弊社で管理しているサイト上で旧HP向けに設定されているリンクを新HP向けに変更して終わりです。
長年営業している場合には、管理外の知らないサイトからもリンクをはってくれているということは多々あります。referer情報を分析して訪問元を表示してくれる「アクセス分析」機能は既にご用意されていると思います(マーケティングツールとして必須です)ので、それを頼りに訪問元HPの管理者の方にURL変更とショップ名(アンカーテキスト)変更を丁寧にお願いしましょう。(ただし、リンクを変更してくれるケースは2/3程度だと思っておきましょう。掲示板へ書き込んだURLの変更はできませんし、既に更新を止めてしまったHPというものも多く存在します。)

■キーワード注目度

SEOでの大事な概念に「キーワード注目度(Keyword Prominence)」という考え方があります。Prominenceとは「目立つ場所」という意味で、そのキーワードがどれほど目立つ場所にあるかの指標です。

英語の論文は、重要な概念が必ず文章の最初に現れる(最初に結論を述べて後から根拠等を示す)「頭括式」というタイプです。日本語ではその他に「尾括式」や「双括式」という文章作法もありますが、ここでは忘れて下さい。
米国生まれのGoogleは「頭括式」を採用しています。つまり、重要なキーワードはHPの上部に出現すると考えているのです。キーワードは必ずHPの上部に書きましょう。

あなたのキーワードはHPの上部に現れていますか?。


左ガイダンスの取扱い

ガイダンスを作ると、どうしても左側の部分が(1)ガイダンスになるので、右側の(2)HP見出しと(3)本文がHTMLソース的には下側になります。
通常、キーワードは(2)HP見出しか(3)本文HPに含まれるので、(1)ガイダンスがHPの上部に現れるのはウマくありません。
SEO的には、重要な部分(HP見出し等)はできるだけHTMLソースの上に表示されるのが望ましいので、テーブル構造を見直すと下記のようなデザインが考えられます。ここでは、(3)本文はあきらめて、(1)見出しが(2)ガイダンスよりも上に表示されるようにしています。
SEOコンサルタントにアウトソーシングすると、おそらくこのタイプが標準で提案されるのではないかと思います。(全くの推測です、念のため。)
更に、小賢しいことを考えれば「スタイルシートを使って右側と左側を入れ替える」というテもあります。(SPAMなのでご注意を。)
HTMLソース上では、最初に右側(1)と右側(2)の部分を <span style=”position:absolute; top:0px; left:200px;”> のように表示しておき、後から(3)左側ガイダンス部分をHTMLで記述するという方法です。最新のIEとNN(ネットスケープ)であれば問題なく表示できますが、例えばNN4.7ぐらいの古いタイプだと枠組みがズレてしまい上手くいきません。

しかし、これはSPAM(不正なSEO対策)です。Google社の『品質に関するガイドライン』には、「サーチエンジンでの順位を上げるためのトリックを使わないでください。これを判断する目安となるのは、順位を競っているサイトに対して自分が行った対策を説明したときに、何もやましい点がないかどうかです。その他にも、『これはユーザーにとって役に立つのだろうか?サーチエンジンがなくても同じことをしただろうか?』と自問してみてください」とあります。

「スタイルシートを使って右側と左側を入れ替える」方法は、通常では利用しない方法です。SPAMだと言われても仕方の無い方法ですので、お勧め致しません。

『オンラインショップ運営講座』では上記二番目の方法を基本として自力でのSEOを試みることにします。

(2003年05月13日)

文法チェック

テーブル構造を変更したら、文法のチェックをしておきましょう。

IE(インターネット・エクスプローラ)やNN(ネットスケープ)の文法解釈と、Googleロボットの文法解釈は異なります。文法的に些細なミスだとIEやNNでは問題なく表示されても、Googleロボットは違う解釈をするかもしれません。(余談になりますが、IEとNNでも解釈は異なるので、自分でHPを作成したら少なくともIEとNNの両方で必ずチェックする習慣を付けましょう。オンラインショップを経営しているのであれば、OSもWindowsだけではなくMacも利用して動作確認をすることをお勧め致します。特にJavaScriptを利用している場合は動作確認が必須です。)

ソフトウェア等も何種類か出回っていますが、インターネット上でチェックできるツールとしては Another HTML-lint が有名です。このツールの評価はかなり厳格ですので、致命的な文法ミスが無くてマイナス点にならなければ良し、ぐらいに考えてもいいかもしれません。ちなみにこのHP(seo_diary05.html)のチェック結果は、「71個のエラー」があり「59点」でした。

(2003年05月14日)

タイムスタンプ

Googleロボットにインデックス化された時に、何時の時点に読み込まれたのかをGoogleキャッシュで判断できるようにしておくと便利です。
左ガイダンスの下側にSSIを使って「2003/April/1」というように自動表示されるように細工をすることにしました。(表示位置を考えたら、SEO的には左ガイダンスよりもフッタとかのHTML上で下になる部分のほうが良かったかも。)(2003年05月14日)

■キーワード選定

さて、先日、ベンチマークにした「コンビニ決済」のHPですが、現時点でのGoogle順位は「コンビニ決済」の検索結果ページで約141,000件中の第22位でした。

「コンビニ決済」単体のキーワード検索でもできれば20位までに入りたい(Yahoo!Japanではデフォルトで上位20位までが最初に表示されます!)ところですが、それ以外にも注意点があります。

ここでは「(シングルキーワードではなく)複数のキーワードで検索される」ケースを想定してみたいと思います。


Googleの利用者は「コンビニ決済」のキーワードだけで検索するよりも、複数のキーワードで絞込み検索をする場合が多くあります。このキーワードの組み合わせを予め想定し、HPの重要キーワード(複数)としてHP上に配置する必要があります。

●重点キーワード選択

まずはキーワード選択作業を行います。

オーバーチュアの「キーワードアドバイスツール」を利用すると、だいたい下記のような感じです。

検索数 キーワード
656  コンビニ決済
27  コンビニ決済代行
25  コンビニ決済サービス
19  コンビニ決済 申込
14  コンビニ決済 システム 申込 オンライン 決済
13  コンビニ決済 申込 オンライン 決済
10  コンビニ決済 手数料

「コンビニ決済」というキーワードは合計で656回の検索語となっていますが、組み合わせでは「代行」、「サービス」、「申込」および「オンライン」というキーワードと相性が良いことが分かります。

そこで、「コンビニ決済 代行」というキーワードをGoogleで調べると、該当HPは僅か2,500件しかありません。それにもかかわらず、当講座の該当HPは何と36位まで順位が下がっています。これはいけません。該当HPを調べてみると、本文中の下の方に1回だけ「代行」という言葉が使われているだけでした。

重点キーワードを「コンビニ決済」の他に「代行」、「サービス」、「申込」および「オンライン」と決定し、このHPにSEOを施してみたいと思います。

●タイトル

もともとのタイトルは「コンビニ決済を徹底比較」です。

このタイトルはイイタイコトを表現していますが、「コンビニ決済+を+徹底+比較」の4単語になりますので「コンビニ決済」の比重が25%(1/4)と少々ムダがあります。「コンビニ決済」は外せませんが、「コンビニ決済」だけで十分かどうかは悩むところです。なぜなら、「コンビニ決済」だけならGoogleの検索結果に表示された時にインパクトが少ないので、クリック率が上がらない可能性があるためです。

候補は、SEOに徹して「コンビニ決済」か、クリック率が高そうな「コンビニ決済 比較」でいくか、それともサービス提供という点を強調して「コンビニ決済サービス」(または「コンビニ決済代行」)といったところでしょう。優劣を付けにくいところなので、ここでは「コンビニ決済サービス」にすることとしました。(独力でSEOをする利点は後から幾らでも変更できる点にあります。)

●description(説明文)

従来のタグの説明文は「コンビニ決済の詳細を『買いパラ』研究室が40項目で徹底比較。主要サービスの一覧比較と一括資料請求が可能。」でした。
上述の重点キーワードと比べると、「代行」、「申込」および「オンライン」が入っていません。逆に「詳細を『買いパラ』研究室が40項目で徹底比較」という部分は冗長です。これらの点に注意して「コンビニ決済サービスの代行会社を徹底比較。資料請求の申込みもオンラインで。」に変更しました。(同じ「オンライン」ですが、意味を微妙にすり替えているのはご愛嬌です。)

●keywords(キーワード)

metaタグのキーワード記入は不要だと言われていますが、オマジナイの意味を含めて最低限の設定をしたいと思います。
先ほどの重点キーワードだけを設定します。

●見出し

見出しは font-size 6 で「コンビニ決済特論」としていました。よく考えたら「特論」は不要かもしれません。「特論」を削除することにしました。

●右ガイダンス

右側のガイダンスは、例えば文字列のアンカーテキストをやめて画像にするというテもあります(そしてALTタグを空白にしておく)。
しかし、ここではそのアイディアは見送ることとしました。

●本文

本文に重点キーワードがどのように配置されてかは「Googleツールバー」のハイライト機能でチェックします。自力でSEOをする場合にはGoogleツールバーは必須です。

先ほど「コンビニ決済 代行」で検索した結果が悲惨だと書きましたが、確かに、本文の上位にも「代行」という文字列が入っていないことが分かります。本文では単語が上位に表示されればされるほど高得点になりますので、重点キーワードは上方に適度に配置するようにしましょう。
適度にSEO技術を施したHPは下記のようになります。ハイライト表示することで、SEO前よりも重点キーワードが上位に配置されていることがお分かり頂けるでしょう。

(2003年05月16日)

■GOOGLEダンスとは

PCにGoogleツールバー英語版を入れると、下図のようにPageRankを数字(6/10等)で表示することができます。(残念ながらWindowsにしか対応していません。Macの方は諦めて下さい。)
英語版はこのようにPageRankを数字で表示してくれる利点がありますが、欠点としては検索キーワード履歴が文字化けする等が挙げられます。


PageRank低下?

さて、自社関連サイトのPageRankを時々チェックしているのですが、5月20日に弊社HP http://www.cubit.co.jp/ のPageRankが6から5に下がっていました。しかも、社内LANの別PCで見るとPageRankがそのまま6だったり、何度もクリックすると6と5の間を行き来したりとの珍現象となりました。ご存知のようにGoogleのサーバは何十台もが並行して稼働しているので、データの更新中はそのサーバ間の同期が取れていません。アクセスする度に違うサーバに振り分けられるのでこのような現象が発生し、一般には「Googleダンス」と呼ばれているようです。

PageRankの変動は稀な例で、むしろGoogleダンスの典型的な例は「ボタンを押す度に検索結果が異なる」という現象です。原因は同じで、要するに「ボタンを押す毎に更新作業中の異なるサーバにアクセスしているのでその結果も当然に違う」という訳です。

ちなみに上述のPageRankが下がった件ですが、Googleツールバーの「Page Info → 」(link:http://・・・)で謎が解けました。
ご存知のように、Googleの「link」検索オプションは「該当HPにリンクをしているHP」を表示してくれる機能です。PageRankが6の場合は被リンク数が100近くもあったのですが、PageRankが5に下がった状態では被リンク数が40にまで大幅に低下しています。そもそもPageRank自体がそのHPに向けてリンクしているHPの数と質によって上下するのですから、該当HP(ここでは弊社HPのindex.html)へのリンク数が半減すればPageRankが格下げになるのも当然です。

問題は、該当HPへのリンク数が永久に削除されたのか、それともGoogleダンスの更新作業中に一時的に除外されたのか、という点でしょう。前者ならこのPageRankは5のままですし、後者だと近いうちにPageRankは6に復活します。細かい調査をしたところ、リンク数に当然カウントされるべきリンクが Backward Links で表示されない等の点があり、今回の格下げはおそらく一時的なものだと思われますが・・・。

(2003年05月21日)

ダンスは続く・・・

Googleをチェックしても、未だHPの登録が復活していません。
何か致命的なミスをやらかしてしまったのでしょうか?。果報は寝て待て。右往左往せずにゆっくり結果を待ちましょう。

(2003年05月23日)

■キーワード頻度

「Googleツールバー」のハイライト機能でキーワードの配置を目視チェックしましたが、今日は、目で見るだけでなくてもう少し論理的なアプローチをしてみます。
最初の概念は「キーワード頻度」(Keyword Frequency)で、該当キーワードが何回出現しているか、ということです。この概念は、次ページに解説する「キーワード密度」(Keyword Density)という概念(該当キーワードが突出して出現しないように抑止)とペアになっています。このHPだけを読んで早トチリをされないようにくれぐれもご注意下さい。


SEOを実施する際にGoogleツールバーと同じぐらい重要なのがSEO分析ツールです。
SEOが盛んな米国では沢山のソフトウェアが登場していますが、日本で利用できる代表的なソフトの1つに「ぐーまに」があります。(嬉しい”フリーウェア”ですが、これもWindows専用。Macの方はゴメンナサイ。)Googleツールバーではキーワードを目視することが主眼でしたが、「ぐーまに」の「ウェブページ調査」機能を利用すると画像のALTタグに設定されたキーワードもカウント対象として出現回数を一覧表示してくれるので便利です。例のHPでは下図のとおり「コンビニ」というキーワードが34回出現していることが分かります。
該当のキーワードがHPで何回出現したかを「キーワード頻度」(Keyword Frequency)と言います。
Google等の検索エンジンは、この頻度が高ければ高いほどそのキーワードがHPの中で重要だと認識します。ただし、同じキーワードを単純に繰り返す”連呼型”はSPAMとしてペナルティの対象となります。では、どれくらいの回数なら繰り返してもいいのか?、の答えが「キーワード密度」です。

先ほど話した「キーワード頻度」(Keyword Frequency)とは、要するに、該当キーワードがヨリ多く出現している方がSEO的には高評価、というものでした。

しかし、それでは「日本酒・日本酒・日本酒・日本酒・日本酒・日本酒」というような安易なHPが上位に表示されてしまい都合が宜しくありません。

現実には、2つめの概念として「キーワード密度」(Keyword Density)という予防手段が実装されています。(知れば知るほどロボット型検索エンジンのアルゴリズムには感心してしまいます。)


キーワード密度

前述の「キーワード頻度」は高ければ高いほどSEO的な効果がありますが、さすがに安手のテレビ広告のように「安い!安い!安い!安い!安い!」とキーワードを連呼するだけのHPを上位表示するほど今の検索エンジンは馬鹿ではありません。(前世代のロボット型検索エンジンでは連呼型の対策が不十分なものが多くあり評判を落としましたが。)

現世代のロボット型検索エンジンには「キーワード密度」という概念があって、このような連呼型に対しては低い評価をするようになっています。

キーワード密度 = キーワード出現回数 ÷ 単語数

単語数を変数とした密度の推測

前述の「ぐーまに」画面に従って解説をすると、キーワード密度は「比率2」に該当して2.75%です。キーワード出現回数は「回数」に該当し34回、単語数は1,237語です。検算をしてみると、 34÷1,237=0.02748 なので、2.75%と一致します。

実際にこのキーワード密度はどのくらいの値が望ましいのでしょうか?。
海外の諸文献では「検索エンジンによって異なるが概ね2%~8%程度」となっています。日本では、出典は明らかでは無いのですが「5%程度」という言葉が独り歩きしています。

そこで、買いパラ研究室では、Googleに上位表示されているHPを「キーワード密度」という視点から検証してみました。
下図は、検索結果が20万件以上あるキーワードの上位10位以内のHPから無作為に100サンプルを抽出し、縦軸に単語数、横軸にキーワード密度をとってマッピングしたものです。

単語数が300語まではキーワード密度が10%を超えるものも少なくありませんが、単語数が600語になるとキーワード密度は5%以下に集中し、1,000語を超えると2%程度が上限となることが分かります。

別の見方をすれば、「本来の望ましいキーワード密度は2%だが、単語数が小さいHPの場合は大数の法則を考慮して許容範囲を10%程度まで甘くしている」という仮説が成り立つかもしれません。あるいは単純に「キーワード頻度に上限がある」とも考えられます(頻度に上限があれば、分母である単語数が大きくなると必然的に密度は小さくなります)。

いずれにしても、HPサイズが小さ過ぎるもの(300語未満)を除くと「概ね2%~8%程度」という指摘は正しく、平均的な500語程度のHPを想定すると「5%程度」という意見も正解だと言えそうです。一つ追加するなら「大きいHP(1,000語超)の場合は2%程度」というところでしょうか。

※ここでの数値は前述「ぐーまに」における「回数÷単語数」を用いています。日本語の場合、単語を分解する手法が幾つかありますのでご利用のソフトによって若干の変動があるかもしれません。ご注意下さい。

単語長を変数とした密度の推測

単語数によって望ましいキーワード密度が変化するなら、単語長(「日本酒」なら3文字)によっても密度が変化するという仮説も検討してみる価値があるかもしれません。HPサイズが同一だと仮定して、例えば「ルイスCティファニー庭園美術館前駅」(日本一長い駅名で17文字)が検索された時の望ましいキーワード密度は、「津駅」(2文字)のそれよりも小さいことも考えられます。

サンプルを幾つか抽出してテストしてみましたが、実際には有意な差が無く、単語長(キーワードの文字数)によって望ましいキーワード密度が変化することは無いように思われます。

(2003年05月26日)

ん?

自分で書いていて気づきませんでしたが、「コンビニ決済」のHPは単語数が1,237語でキーワード密度が2.75%なのは許容範囲をオーバしていませんか?。少なくとも2%以下にすべきでしょう。
さっそく「コンビニ決済」という単語を数箇所で削ってみました。いい結果が出るでしょうか?。(2003年05月27日)

最近、Google様の動きがありません。サボっていると思われるのも心外なので(笑)、ほかのオンラインショップさんのSEO事例を幾つかご紹介したいと思います。

これらの話はオンラインショップさんから直接伺った話です。そのため、営業秘密の観点から実際の商材等については仮称(例えば最初の「自転車」販売は、実際には「自転車」ではありません)を用いていますので予めご了承下さい。

※ここで紹介している事例は、ピンポイントで狙う「一本釣り」作戦の成功例です。「一本釣り」作戦とは、買う気になっている消費者が「自転車 ポケモン」とか「鍋 ルクルーゼ」とか固有名詞で検索してくるところを刈り取ってしまう方法です。検索時のキーワードが固有名詞であったり複数キーワードで絞り込まれたりしているので、検索結果のヒット件数は数百から数千程度です。したがって比較的簡単に上位表示が可能であるにもかかわらず、商品やサービスを販売するための破壊力は抜群です。

ちなみに、「一本釣り」作戦の対極は「投げ網」作戦で、「自転車」や「鍋」などの一般名称で上位表示を狙います。これらの単語で検索する人は大変に多いので広範囲に広告宣伝が可能ですが、この「投げ網」作戦では上位表示されるのが難しいという欠点があります。

(20030801追記)


自転車販売

ある自転車屋さんはインターネットだけで月商2百万円を超えています。

ここに至る上で最もインパクトの大きかった出来事は、何気なく見ていた「アクセス分析」結果にありました。
そこでは、検索エンジンGoogleから大量にお客さんがHPを訪問していました。典型的な検索キーワードは「自転車 ポケモン ブリジストン」で、確かに最近はブリジストン社のポケモン自転車(架空の商品です。多分、実在しません。)がよく売れています。
さらに分析してみると、どうやらお祖父さんやお祖母さんが孫の小学校入学祝にプレゼントしている様なのです。

この自転車屋さんはSEOの知識はありませんでしたが、偶然に、商品HPに「自転車 ポケモン ブリジストン」のキーワードを全て表示していました。それが幸運だったのです。(Googleでは検索キーワードの1つでも掲載されていないHPは検索結果に表示されません。)

人気のある「ポケモン」というキーワードは検索結果に15万件以上がヒットし、とてもではありませんが上位表示は無理です。しかし、プレゼントの指名買いのような場合には「ブリジストン」のようなメーカ名を入れることが多くあります。実際に、「自転車 ポケモン ブリジストン」というキーワードでは競合の自転車販売店は一件もヒットしませんでした。

競合の自転車販売店がSEOに気づかないことを祈りながら、同時に自ショップのSEO技術を磨いている今日この頃です。

金属加工販売

ある金属加工販売メーカはインターネットで月商5百万円を超えています。

商品の用途は主に大学や研究機関の実験素材です。

従来は専門商社を通じての販売が100%でしたが、インターネットでの直販を始めてから徐々に直接の購入依頼が増えてきました。最終消費者である研究機関等が経費節減を徹底させているためだと思われます。

このショップはアクセス分析機能を持っていませんでしたが、何人かの顧客に「どこでネット通販を知りましたか?」と聞いてみたところ全員が「検索エンジンで」と答えました。そこでネットを色々と調べてSEO(検索エンジン最適化技法)なるものがあることを知り、セミナーに参加するとともに独力でSEOを行って来ました。

当然、競合他社のSEO具合をいつもチェックしているのですが、どうやら最近になってSEOの重要性に気づいた競争相手のうちの1社が検索エンジンの上位に顔を出すようになりました。今後、SEOの認知度が上がるとともに、より多くの競合会社がSEO対策を強化すると考えられます。

SEOは広告宣伝として圧倒的な威力があります。しかし、それはSEO対策をしていない競合ショップに対する比較優位でしかありません。SEOも万能では無いのです。Googleの検索結果で上位10番以内に入ったとしても、残りの9ショップとはSEO以外の部分で戦う必要があります。

このショップは賢明なことに、次の手段を模索していました。
つまり、金属加工をしている工程をストリーミング動画としてHPにアップし、商品の品質の良さをアピールしようとするものです。未だ購入したことの無い消費者に対して品質をアピールする点では広義の広告宣伝活動とも言えますが、訪問客に対して「逃がさずその場で商品を買わせる」という視点から「ホームページ」成功要因と捉えた方が自然です。とにかく、いずれにしても、販売力アップの効果は十分期待できるでしょう。

このようにSEOが成功したとしても、それは「障害物」の1つをクリアしたに過ぎません。オンラインショップ成功のためには、次の障害物を除去するという更なる精進が必要です。

■クリック人気度

「クリック人気度」(click popularity = クリック・ポピュラリティ)という指標をご存知でしょうか?。

米国ではYahoo!やLycos等の検索エンジンが採用し、日本ではgooが同様の機能を実装しています。このクリック人気度というのは、頻繁にクリックされるHPは良いホームページである、したがってスコアに加点してヨリ上位に表示する、という機能です。

そもそも、ロボット型検索エンジンの特徴の1つは「人間のチェックが全く入らない」ということです。そのためにディレクトリ型に比べてマンパワーのボトルネック(制約)が無く、検索対象のホームページ数で圧倒的な優位を保っています。その反面、「人間のチェックが全く入らない」ということは、表示された文章の正当性を誰一人としてチェックしていないということでもあります。

もしかしたら意味不明の文字列が並んでいるだけのHPが第1位に表示されているかもしれません。

このリスクを回避するためにロボット型検索エンジンが採用した方法がクリック人気度で、利用者のクリックをモニタして表示順位にフィードバックするものです。

さて、Googleのリンク形式に異変が起きています。多分、ここ数日のことだと思います。

例えば、IE(インターネット・エクスプローラ)を使うとGoogleの検索結果画面で該当HPのタイトルは、例えば下記のようにリンクされることがあります。(表示されないこともあり、ダンス状態です。)

href=/url?sa=U&start=1&q=http://www.onlineshop-seminar.com/&e=6570

少し解説をすると、「url」というのはGoogle社のプログラム名になります。通常なら例えば url.cgi という拡張子付のプログラム名です。「sa」・「start」・「q」・「e」は url というプログラムに渡す引数(パラメータ)と呼ばれるもので、「start」というパラメータの値は「このHPが検索結果の何位に表示されたか」を示し、「q」の値は「プログラムが処理を終えた後に転送(redirect)する先のURL」であることは明らかです。「e」は多分、クリックがダブルカウントをされないように制御している値で、cookie削除とIPアドレス変更を行うとこの値も変わるようです。
パラメータの「sa」はちょっと分かりません。NN4.7でも同じ値(U)を表示します。ちなみにNN6では上述のような新しい表示形式となりません。

自分で確認する場合には、IEだと「ステータスバー」をONにすることで下記のように確認することが可能です。

以前のリンク形式は下記でした。

http://www.onlineshop-seminar.com/

これは要するに通常のハイパーリンクであって、ここをクリックすると www.onlineshop-seminar.com/index.html に単純ジャンプをします。
新しい表示形式でも、最終的には上記と同じ index.html へとリダイレクト(redirect)処理をされるので利用者にとっては何ら変化はありません。
しかし、Google社にしてみれば、新しい url というプログラムを開発するコストがかかり、しかも利用者がクリックする度にこのプログラムが毎回動作をする訳です。そうすると、サーバ上で大きな負荷がかかり、マシンを増強しなくてはなりません。したがってGoogle社が意味も無く今回のような変更をするとは考えられません。

最もありそうなシナリオは「今後、Googleの上位表示アルゴリズムにクリック人気度を加える」ということです。

さて、この予想は当たるでしょうか?。

2003年12月追記:残念ながらクリック人気度が加わった証拠はありませんが、上記のような動的URLは時々見かけます。しかも下図のように「mr」という新しいパラメータも付いていました。謎です・・・。

■YAHOOとDMOZ

Googleのロボットが徘徊してホームページを次々と読んで行くことを「クロール」(crawl=虫がモソモソと動くこと。水泳のクロールと同義。)と言います。

ご存知のようにクロールにはメイン・クロール(Main Crawl。ディープ・クロール = Deep Crawlとも。)とフレッシュ・クロール(Fresh Crawl)の2種類があります。

メイン・クロールは約1ヶ月に1回の頻度で巡回し、本格的な更新に用いられます。グーグル・ダンスはこの更新作業中に発生します。スパイダー(Spider。実際にクロールするロボット。)の名前(環境変数の UserAgent のこと。皆さんが利用しているブラウザにも名前が付いていて例えばIEであれば「Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; …」となります。)は “Googlebot” です。IPアドレスは 216.239.46.xxx が用いられると言われています。

また、フレッシュ・クロールはほぼ毎日巡回していますが、その巡回の対象となるサイトは一部ですし、ネストの深さも定まっていません。フレッシュ・クロールの頻度やロジックに関してはGoogleはまだまだ実験中のようで、確定した動作にはなっていないようです。ちなみに名前は “Freshbot” で、IPアドレスは 64.68.82.xxx が用いられるようです。

さて、Googleがクロールを開始する際の始点となるリンク集が2つあります。

1つはYahoo!Japanで、もう1つがDMOZです。

Yahoo!Japanについては説明の必要が無いと思いますが、DMOZについて補足したいと思います。

DMOZのページから自己紹介を引用すると「Open Directoryプロジェクトは人の手によって編集されているウェブ最大の包括的なディレクトリです。巨大な世界規模のボランティアエディタコミュニティによって構築・管理されています。」とのことです。
短く言えばYahoo!のボランティア版です。確かネットスケープ社が支援をしていたと記憶しています。
実はこのDMOZですが、Googleのディレクトリに採用されています。(Googleにもディレクトリがあるとご存知でしたか?。)

GoogleのクロールはこのYahoo!とDMOZから始まります。つまり、Yahoo!かDMOZにサイトが掲載されていれば、Googleがクロールをした時は常にインデックス化の対象となり、何かの間違いでGoogleに掲載漏れになるリスクがありません。

また、PageRankの観点からもYahoo!やDMOZに掲載されていると有利になります。

したがって、自サイトをYahoo!やDMOZのディレクトリに登録することは単に集客(広告宣伝)効果だけではなくSEOの観点からも有効なのです。

では、どうやってYahoo!やDMOZに登録してもらうかが重要になります。

Yahoo!JAPANでは従来どおり無料審査(登録)も行っていますが、現実的にはかなり厳しいという話を聞いています。ビジネスエクスプレスという有料審査(50,000円)があり、これを利用すれば営利目的のサイトであってもほとんどの場合はYahoo!に掲載されるようです。

DMOZの場合は、登録は完全無料です。しかし、お金で解決出来ない分だけ登録されるのは簡単ではありません。
筆者の知人にもDMOZのエディタがいますが「エディタが居ないカテゴリは放置状態」だそうです。カテゴリは階層構造になっているので、その階層どおり大ボス・中ボス・エディタ(子分?)が存在し、エディタの居ないカテゴリはボス(親分=統括責任者)が面倒を見るのが建前です。

しかし実際には「エディタが居ないカテゴリは放置状態」であって、長期間にわたって掲載の審査がされない場合もあるようです。筆者の知人がエディタになった時にボスから任されたカテゴリは「5~6件の登録申請が未審査のまま半年以上も放りっぱなし」だったそうです。エディタが居ないカテゴリは「このカテゴリにはエディタがいません」と表示されているので判別できます。DMOZの場合、エディタの居ないカテゴリへの申請は見送った方が無難です。

(2003年06月20日)