購買率が分からない場合は、クリック率を...
- SEOを超えたホームページ集客術


2008/September/08



書籍『SEOを超えたホームページ集客術』(株式会社アスキー1600円)の補足説明を致します。



■「6-17 購買率が分からない場合は、クリック率を購買率計算の目安として利用する」

●「クリック率を購買率の簡易指標に用いる」(202ページ)の補足説明

購買率が分からない場合にクリック率を用いて原価率を求める方法について

例えば日本酒の販売サイトを運営しているとしましょう。「土佐鶴」のページを広告宣伝するPPC広告を開始したとします。

先月の売上も前年同期の売上も20万円で、今月は30万円だったとします。そうするとPPC広告によって伸びた売上は10万円(=30万円−20万円)であると考えられます。

この時のPPC広告が、

「土佐鶴」キーワード  クリック単価30円  クリック率25%  クリック回数100回  合計3,000円
「日本酒」キーワード  クリック単価20円  クリック率15%   クリック回数50回  合計1,000円
「高知地酒」キーワード クリック単価10円  クリック率10%   クリック回数10回   合計100円

だったとします。「クリック率が高ければ購買率も高い」ということは、上記で「高知地酒」キーワードが1回クリックされるよりも「土佐鶴」キーワードが1回クリックされる方が「売れる」確率が2.5倍(=25%÷10%)あるということです。

ここで「1回クリックされた時にクリック率1%あたりで幾らの売上になるか」を算出してみましょう。計算式

10万円(売上)÷{25(%)×100(回)+15(%)×50(回)+10(%)×10(回)円}

を解いて29.85ですから、「クリック率1%で1クリックあたりの売上高は30円」ということができます。

つまり「土佐鶴」キーワードについて計算してみると、1クリックあたりの販売額は、

25%×30円/%=750円

となります。「土佐鶴」キーワードが合計で100回クリックされているので、合計売上10万円のうち、

750円×100回=75,000円

が「土佐鶴」キーワードによる販売額だと考えられます。「土佐鶴」キーワードでのPPC広告費用は3,000円(=30円×100回)で、原価率算出式は、

PPC広告の原価率=PPC広告費用÷販売額

ですから、この公式に従うと、

PPC広告の「土佐鶴」キーワードでの原価率=3,000円÷75,000円=4%

となります。つまり「土佐鶴」キーワードでのPPC広告では1万円を販売するための広告宣伝費はわずか400円で済むということになります。
ちなみに「日本酒」キーワードと「高知地酒」キーワードのPPC広告原価率は、

PPC広告の「日本酒」キーワードでの原価率=PPC広告費用÷販売額
       =1000円÷(30円×15%×50回)
       =1,000円÷22,500円
       =4.4%

PPC広告の「高知地酒」キーワードでの原価率=PPC広告費用÷販売額
       =100円÷(30円×10%×10回)
       =100円÷3000円
       =3.3%

となります。意外なことに「高知地酒」キーワードでの原価率は3.3%と最も優れていることが分かります。これはクリック率が10%と低くはありますがクリック単価が10円と格安であったために、結果的に最も費用対効果(ROI)に優れたキーワードとなったわけです。

※このページの数字は架空のものです。


[2003/11/24]



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